年初のご挨拶 マリーと七色の部屋について

みなさま、明けましておめでとうございます!!

昨年中は各所で大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い致します。

今は、今年2/27からのミュージカル「マリーと七色の部屋」の稽古や作業の真っ最中です。

一昨年秋頃(Facebookで過去を見たら2017/9/25でした)、福井雄一、今井夢子、高崎真介の3人でゴールデン街クラクラ2にて、生演奏で「マリー」をやろう!と企画をスタート。冬には、演出家の大杉良さんと制作の小宮凜子さんをお迎えして、実行委員会が出来たのでした。

なぜ、この作品をバージョンアップしてやろうと思ったのか。それは、今井夢子が書いたこの物語のテーマの切り口が良かったのと、その物語の世界と、高崎の音楽の親和性がとても高いと感じたからです。

そして、高崎のオペラ、アンティフォナで不思議な世界を作った福井さんと一緒にもう一度何かを作るならこれだ、と思ったのでした。

僕が見ている世界とあなたが見ている世界。僕に見えている色と、あなたに見えている色、これは果たして同じなんだろうかと思ったことはありませんか?違っても同じでもそれをあなたに伝えたい。そう思って、人は絵を描いたり、言葉を綴ったりするのかもしれません。青い空だって言うけど、僕はここに赤が見えるよ。そんな発見は人を豊かにします。

音楽も同じで、人の声や楽器の音から、もしかして自分にしか聞こえてない音を発見したい。そしてそれを何とか伝えたい。僕はそんな風に思って作曲や指揮をするのです。自分には色がないと思っているマリーが、とんでもない絵を描くダニエルと出会い、愉快な絵の具達と色のことや自分のことを考えるこの物語。僕の音楽人生と重なって胸が熱くなります。

先日、ある女優の卵(僕はとても素敵な女優になると思っているのですが)、自分はつまらない人間だといって悩んでいるのを聞いて、ここにもマリーがいた、と思いました。自分の色というのは、案外自分ではわからないものです。これは、そこに切り込んで行くミュージカルでもあるのです。

大杉良さんは、坊ちゃん劇場や、岡山市民ミュージカルなど、全国で舞台を手がける演出家。ライブハウスでの初演も見ていて、ズバズバと疑問やわかりづらい点を指摘して、夢の中のような不思議な物語に、普遍性が与えられました。そして、小宮さんとともに、この困難なプロジェクトの骨組みを作っていただきました。

振付に我々の長い仲間である伊藤南咲さんを迎えて昨年5月にはいよいよオーディション。何日にもわたり、応募してくださった方全員とお会いしました。そこで、素晴らしい俳優達と出会うことになりました。

稽古場で起こること、すべてに発見が満ちている現場になっています。音楽の中にある色彩をキャスト自らが発見し、それに自分の声の色を塗り重ねている。稽古の一瞬の時間でそこにぱっと花が咲く、そんな様子をみて、大事にこれを舞台で皆様に伝えたいと思う日々です。

引き続き稽古で発見したことや、今回集ってくださったキャスト・スタッフの皆様について、僕からも少しずつご紹介していきたいと思っております。そして、是非劇場でこの物語に出会っていただきたく思っています。どうぞよろしくお願い致します。

高崎真介

マリーと七色の部屋、公式ページはこちら!

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